Schwein Home

アグレッシブに生きたい人のブログ。

CUE! 2nd party「sing about everything」感想

はじめまして。井藤なた豆です。アクセントは井の方です。

 

タイトルの通りですが、8月15日(日)に開催されたCUE!のイベント夜の部に行ってきたので、今回はその感想を綴っていきたいと思います。話したいことがたくさんあります。

 

そもそもCUE!に本格的に触れ始めたのが1周年あたりからなので、もちろんCUE!現場は初だったしかなり浅い方なのですが、それはまた違う機会にお話ししたいなと思います。なお、パンフレット未所持なのでセトリや演出の意図は完全妄想、勘で話します。もし違ったこと言ってても、そういう解釈もあるか〜くらいに思っておいていただけると幸いです。


f:id:namanatamame:20210816110424j:image

 

まず何より嬉しかったのが、座席がめちゃめちゃよかったことです。4列16番だったのですが、ほぼセンターで、しかも座席一個空きなので前誰もいなくて実質最前でした。0.8:0.2の貧弱視力でも、キャスト一人一人の表情が肉眼でもわかるほど近くて、オタク現場通い始めてそろそろ5年経ったくらいの若輩ですが、最前どセンは初めてで、こんなにも素敵なポジションがあっていいのかよって思いました。そりゃサイレンススズカも先頭の景色は誰にも譲りたくないわな。ただただ幸せすぎて、この近さがなかったらきっと救われいなかっただろうと、今になってしみじみ思います。

 

肝心のライブの中身ですが、ある事がきっかけでほとんど覚えていないので、印象に残っていることを重点的に、それ以外はセトリ順に掻い摘んで話していこうと思います。

 

①オープニング〜M.06 our songまで

 

・オープニング

Twitterでも同じこと言ってるオタクがちらほら見えたんですけど、冒頭の「拝啓」でもうウルッときてしまいましたね。内山さんの声って、一本ドッシリとした芯が通ってるのに、それを包み込んでいる空気が霞みたいで、少し目を離したら見えなくなってしまうんじゃないかっていうか弱さがあると思うんですよね。だから見失わないように、しっかりと目を凝らして見守ってしまう。いつの間にかついて行きたくなる、惹きつけられる秘密だと思っています。天性のヒロインボイス。「拝啓」というたったの4音節に惹きつけられ、今これから紡がれる物語に期待が膨らむのです。

 

・M1.さよならレディーメイド

CUE&Aでライブ直前週にやってたイントロクイズ企画のおかげで気づけたんですけど、入りがFFと似てるんですよね。アプリ内では1章の終わりに使われていましたが、FFと同じ(厳密には同じではないかもしれない)はじまりの音が聴こえて、「CUE!の新しいストーリーが始まった!」って思えるようになったのは収穫ですね。レディメは終わりであり始まりなんです。冒頭の手紙はきっともう書き終えていて、手紙が「話したいこと」で埋まっていく過程を、彼女たちは歌を通じて「話して」くれたんじゃないかな(タメ口)

前述の通りキャストさんの顔がめちゃめちゃよく見えたんですけど、立花さんが丸山利恵すぎました。利恵ならこんな顔をするっていう解釈と140%一致のものを出してくるので、本人かと思いました(本人でした)。

 

・M2.〜M3.

M2のまだ春から2番手幕間→2番手曲マイサスティナーっていう流れが素晴らしい。まだ春は歌詞中で花鳥風月のことを歌っていて、隠れアンセムみたいなところがあるし。敢えて嫌な言い方をすると、春が暖かくてキラキラしたものだとすると、冬は冷たくて過酷で苦しい時期なんです(しかしこれは後で否定されます)。春がすぐそこに見えているのにその先に行けないってなったとき、じゃあ誰が最初にその道を切り拓いてくれるの?ってなったら、それはもう2番手しかいなくないですか?(独自の解釈によるものです) ライブやる前からなんとなく察してはいたのですが、これはミライキャンバスに至るための物語なんだなって確信しました。

 

・4番手幕間〜M6

M4のRadio is a friend!はアルバム曲だしやるだろうなぁと思っていましたが、どうやってやるんだろうという懸念事項でもありました。マイサスティナーで若干しっとりしちゃった後に4番手の幕間が始まって、このノリで!?って思ったんですけど、さすがの村上まなつさん、盛り上げ上手です。柚葉って敵に回したら手がつけられないけど味方につくとめちゃめちゃ心強いですよね。1stのときのBird幕間ではピリッとしてたので……。4番手の絡みって、主に柚葉と鳴がいるからだと思うんですけど、ノリがちぐはぐで、でも柚葉と鳴がいるから全部上手くまとまる気がするんですよね。肝心のM4が始まると、そう来たか〜っていう演出で、たしかにラジオのブースが見えた気がします。M5.CUTE♡CUTE♡CUTE♡への繋ぎも自然で、M6のour songも盛り上がりましたね。各々感じるものは色々あったと思いますが、僕から言うことは立花日菜さんの顔が好きだった以外は特にありません。

 

・〜M14まで

この辺は昼夜で違うみたいなのであくまで夜の方の解釈になってしまいますが、ここの前半である2周目チームシングルカップリングゾーンは、リーディングライブで披露したものもありましたが、ライブでは未披露ということで、純粋に成長した姿を見せられる一番のポイントなので特に気合いが入っていたように思います。

M07のField of Flowersではリーディングライブの記憶が蘇って、花組の今しか表現できない等身大の想いがひしひしと伝わってきたし、M08のぐっばいおぶじぇくしょんは大人っぽく盛り上がる風組がすごくそれらしくて、あの4人はこうだよなって再確認できました。M09のハミングバードでは、可愛く羽ばたく鳥組にもっと自由に飛べる翼を与えたいと思ったし、M10のDetermination -声の架け橋- はライブで聴くと趣深くなって、月組の器用さがよく伝わってきました。

ここで特に印象深かったのが風組の幕間劇で、「この後飲みに行きましょう」ってセリフがあったことで、彼女たちは違う世界に生きてるんだなって思いました。僕らが生きる世界と彼女たちが生きる世界を繋ぐ手段は今はないけど、みんなになかなか会えないこと、それでもいつも側でみんなの活躍を願っていること、応援していること、きっとみんなも同じ気持ちだって信じていること。またみんなと会えるときがきたら、話したいことがたくさんあります。また同じ世界を見られることを、今はただ祈り続けます。

そして後半の1周目シングル+αは今までそれぞれのチームが歩んできた道を振り返る思い出話。

M11のKnocking on My Dream!!の衣装やステッキを使ったパフォーマンスもすっかり見慣れたものですが、見れば見るほど練度が上がっています。稗田さんの歌い出しはすごく挑発的(褒め言葉)で、一瞬で意識を切り替えないと置いていくからなという気概が感じられるので好きです。クルッと回る振りのとき、全員そうなのですが、特に緒方さんの軸脚がかなり力強くて、つい目を奪われました。個人的にこの曲の衣装のことで、作品に合わせてのことなんですが、奇しくも舞花とほのかが色交換してるのが好きで、花組のときはペンライト黄色にしてたんですがこの場合どっちの意味になるんでしょうね。深く考えてなかったけどどっちも好きだからいいか。

M12のにこにこワクワク 最高潮!といえば、1stの特殊演出が印象深いですが、今回はつつがなく進行しましたね。間奏のセリフ部分で若干ヒヤッとすることはありましたが、鷹村さんが全部任されてくれたおかげで持ち直してたのでよかったです。ハミングバード前の幕間でもそうでしたが、悠希がどんどん頼れるリーダーになってて、千紗もあいりも柚葉もそれを認めているんでしょうね。鳥組はまた何度もバードストライクを起こすと思いますが、その度に成長してお互いを認めあっていくのだと思います。

M13のMiRAGE! MiRAGE!!ではやはり立花日菜さん。スタンドマイクが用意され、完全にわかっていたのに、間合いに入った頃にはもう遅く、歌い出しでやられました。歌唱、表情、ウィンク、マイクを用いたパフォーマンスなど、様々な技を駆使していたので、武術の心得に通ずるものがあると思いました。佐藤さんも凛々しさの中に柔らかさが垣間見える表情をずっと崩していなくて、明神凛音そのもの、凛音が現実にいました。ミライキャンバスのMVのときも思ったけど、佐藤舞さんは明神凛音なんです。これは、本当に。

M14はまさかの未音源化楽曲、キセキなSummer!昼の部ではこの枠が鳥組のLand“e”scapeだったらしく、鳥組推しとしてはそれは少し心残りではありますが、こういうサプライズ自体が楽しみだったところもあるので非常によかったです。松田彩希さんの衣装が腹出しで、ついそっちに目が行きがちでしたが、安齋さんもジャンプしたり腕を思いっきり上にあげたときにチラッとお腹見えてたのですごかったです。美晴とまほろと莉子は成人してるし、絢も18歳とはいえ声優やってたらもっと若い子いるだろうから、ちょっと年齢が上めな風組。青春を謳歌する時間はもう終わってしまったのかもしれないけれど、自分たちが今いる地点が青春だと力強く言えてしまうのがいいところですよね。それも、過去に何かがあって失われた青春を取り戻すとかではなく、今が本当に一番楽しいから青春だって言ってるんです。「これが青春じゃなきゃなんなの」って、心からの言葉だと思いますよ。

 

・幕間映像〜アニメPV

映像に映ってるのが3番手組で、このあと雫の結晶やるのは察したんですが、今まで番手曲の前は幕間劇だったのになんで急に映像?と思ってたら、アニメPVが流れてきてたので、セリフで変にフリをせずに自然にスクリーンに注目させるためかなぁと思いました。直前がSummerだったのもニクくて、AiRBLUEには秋がないから、映像内の志穂の「息を吸うのもためらうくらい」(うろ覚え)ってセリフで冬を連想させて、そのまままた、冷たくて過酷で苦しい冬にいくのかと思っていたんです。でも、AiRBLUEには秋に一つだけ大きなイベントがあったんです。それは「出会い」です。これは物語時空の話ではなく、僕たちが生きる世界で話。僕たちが彼女たちに出会ったのは秋なんです。また新しく出会えるという期待に胸が弾んでしまうようなアニメPVがここに挿入されたのは、紛れもなく「秋」の演出だったと思います。

 

・M15.雫の結晶

記憶消去曲。会場のほとんどが着座していて、僕は曲が始まると同時に立とうとしたのですが、立てませんでした。空気を読んだとかではなく、立ち上がるための力がまったく湧かなかったからです。スクリーンに映し出される思い出の数々。中には知らない思い出もあったかもしれないけど、僕じゃない誰かの中にはたしかにある思い出で、それらに込められた感情のひとつひとつが一斉に脳裏をよぎって、気がついたら大号泣していました。3番手の4人は前に来ていたし、2番では他の12人が輪になってステージ上を進んでいたので、最前で泣いていたらたぶん全員にバレたと思います。声を漏らさないように必死だったので、マスク越しでもすごい顔してたのがわかったことでしょう。スクリーンの映像にも感情を揺さぶられたし、歌声もキャストさんの表情も柔らかくて、とにかく泣き散らかしながら、どこを見たらいいのかわからずにいたので目を伏せていたのですが、ラスサビでふと顔を上げると、真正面にいた守屋さんがとても優しい目をしていたんです。僕のことを見ていたわけではないけど、それで救われたような気がして、もう一秒も見逃したくないと、気持ちを切り替えることができました。飯塚さんも山口さんも佐藤さんも、とても暖かい表情をしていました。目の前に広がる思い出は美しいけどそれは思い出で、でも今目の前にいる32人は今を生きていて。この思い出を共有できる全員と歩んでいけるこの先を楽しみにさせたこの曲も、また素敵な思い出の一つになりました。

 

・M16〜M17

M16のカレイドスコープとM17の白い沿線ですが、ほとんど記憶にありません。たしかに見逃しはしなかったのですが、頭の方がまだ追いついてなかったっぽいです。すみません。ただセトリを見た感じだと、雫の結晶で思い出を出し尽くして、カレイドスコープで未来の話をしていたら、いつの間にか冬になっていた今が白い沿線かなって思います。手紙を宛てたあなたは一緒ではないけど、秋に新しい出会いがあったから、冷たくて過酷で苦しいと思っていた冬でも意外と前向きでいられました、というメッセージではないでしょうか。カレイドスコープで1stのときにめちゃめちゃ泣いていた鶴野さんが、今回は泣いていなかったので、乗り越えたんだなぁと思って感慨に耽っていたのは覚えています。

 

・M18〜M20

今は冬。あなたと再会する冬にはこんな楽しいことが待ってるよっていう約束が、M18の最高の魔法だと思っています。そう、1年2年経って、冬が楽しい季節になったんです。最高の魔法のMVは親のMVよりも見てるので、映像の細かいところまで目に焼き付いているのですが、解き放たれた飯塚さんがMVよりももっと幸せそうな顔をしていて、早くまた会いたいという想いがより一層強くなりました。MVであんなに白熱してた小峯さんも楽しい顔をしてて、聡里ってこんな顔もするんだって思いましたね。白い紙が降ってきたのも雪を表現していたのか、粋だねぇと思っていました。この時は。

今は春。あなたと再会した春にはまた違った世界を見せるよっていう決意が、M19のbeautiful tomorrowだと思っています。意外とダンスが激しいので、さっきの雪が残った状態で、更に桜を表現していたと思われるピンクの紙も降ってきたので踊りづらそうだなぁと思っていましたが、推しの宮原さんが全然ブレてなくてちょっと怖かったです(褒め言葉)。練習の賜物なんだろうけど、そんな滑りやすそうなところでそんな躊躇なく踊れる?怖……って思いましたね。って思ってたら、緒方さんも激しく動いてたので怖かったです。

今は夏。あなたと再会した夏にはあのとき交わした約束を果たそうっていう誓いが、M20のColorfulだと思っています。夏組では稗田さん推しなので何の気無しに黄色のペンライト振ってたんですけど、そういえば夏組は黄色系に一人だけ紫だなぁと思っていたら、黄色と紫が補色関係なのを思い出して、たしか補色の組み合わせは互いの色を引き立たせる効果があるから、夏組がこんなにキラキラして見えるのって村上まなつさんがアクセントを効かせているからなのかなって、ちょっと余計なこと考えてました。そしてまだ色紙が降ってきていて、さっきの残りかなぁと思って気にしないようにしていたのですが、どうやら曲名の通りカラフルに色んな色の紙が降ってきていたようで、最初に黄色の色紙が気がついたときにすべてを察しました。

 

・幕間〜M21

察した頃にはすでに舞台ができあがっているんですよね。すべてを察した状態で幕間に入って、気が気じゃなかったです。

いろいろなことを手紙に綴ったけれど、その手紙は紙飛行機になって飛んでいって、あなたの元へ届いたかもしれないし、届かないかもしれない。けれども、いつか約束が果たされることに違いはないので、そんなことは些細な問題なのです。言葉にして、たしかに手紙に綴ったという事実が大切なのです。その言葉のひとつひとつが色付いて、未来を照らすのだから。陽菜が語ってくれたから、こっちの世界まで声が届きました。一言も聞き逃しませんでした。これから話してくれることもきっと見逃さないで聞き届けます。

ダメでした。M21.ミライキャンバス、泣きました。めっちゃ下向きました。序盤でラストに来るってわかってたのに、なんならメタ目線でライブに来る前から察してたのに、ダメでした。最高の魔法で降ってきた白い雪は「真っ白なキャンバス」で、beautiful tomorrowでピンクの桜が降ってきたのは、そこに最初に色を付けたのが陽菜だったから。陽菜に続くようにみんなが思い思いを描いたのがColorful。こんなの泣くなっていう方が無理です。生涯見てきた景色の中で一番美しい景色だったと言いたいくらいです。ありがとうございました。

 

・MC〜M22

MCで嬉しい発表がいくつかあった後、最後はやっぱりForever Friends。レディメの部分でも話しましたが、はじまりの音が似ていて、あの音を聴いた瞬間、これは終わりじゃなくてまた新しい物語が始まるんだっていう確信が胸を踊らせました。CUE!のライブは一つの物語になっていることもあり、世界観を維持するためかキャストさんが意識してレスをしていないように思うのですが、この曲のときだけ全ての世界が溶け合っていたような気がして、ステージの上の32人とかなり目が合って嬉しかったです。CUE&Aで土屋さんが「日菜が泣いたら泣いちゃうかも」って言っていたので、最後立花さんがすごく泣きそうだったのを見て、土屋さんは無事だろうかと心配していたら、泣かないで締めてきたのでこっちが泣かされました。これは、利恵と鳴なのよ……。

素晴らしい物語をありがとう、と千紗のカラーのつもりで濃いピンクのペンライトを降りながら捌けていくキャストさんを見送っていたら、カラーが似ているせいか、まほろ役の山口さんも爆レスをくれたのでうっかり好きになっちゃいました。アーカイブなど見る際は大注目したいと思います。

 

そんなこんなで感想を語ってきましたが、最初にも言った通り解釈に関してはパンフレット未所持なのですべて妄想です。違っていても見逃してください。鶴野さんがどこかの機会に語ってくれるみたいなので楽しみに待ちたいと思います。ていうか脚本演出鶴野さんってマジですか……? 一番のサプライズだわ……。

 

とにかく素敵な一日でした。キャストの皆さん、スタッフ並びに関係者の皆様、マネージャーのみんな、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。これで感想は終わります。

 

 

そしてこれは余談なのですが、CUE!の副題の「See you everyday」ってもしかして、See→C、You→U、EverydayでCUEってことですか? これ最初に発見したときめちゃめちゃ感動したので共有したかったんですけどなかなか機会がなかったので。公式回答みたいなの出てたら教えてください。